香港証券取引所は19日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（滬）」（上海コネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（上海→香港）
　　当日の売買代金：165億1404万HKドル
　　買い代金：80億5893万HKドル
　　売り代金：84億5511万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

1 テンセント（00700）
　　売買代金：1,708百万HKドル
　　買い代金：963百万HKドル
　　売り代金：745百万HKドル

2 美団（03690）
　　売買代金：1,254百万HKドル
　　買い代金：533百万HKドル
　　売り代金：721百万HKドル

3 山東新華製薬（00719）
　　売買代金：1,246百万HKドル
　　買い代金：660百万HKドル
　　売り代金：586百万HKドル

4 碧桂園（02007）
　　売買代金：552百万HKドル
　　買い代金：326百万HKドル
　　売り代金：226百万HKドル

5 チャイナ・モバイル（00941）
　　売買代金：422百万HKドル
　　買い代金：139百万HKドル
　　売り代金：284百万HKドル

6 阿里健康（00241）
　　売買代金：410百万HKドル
　　買い代金：157百万HKドル
　　売り代金：253百万HKドル

7 快手科技（01024）
　　売買代金：341百万HKドル
　　買い代金：147百万HKドル
　　売り代金：194百万HKドル

8 香港証券取引所（00388）
　　売買代金：321百万HKドル
　　買い代金：114百万HKドル
　　売り代金：207百万HKドル

9 康希諾生物（06185）
　　売買代金：298百万HKドル
　　買い代金：162百万HKドル
　　売り代金：136百万HKドル

10 小鵬汽車（09868）
　　売買代金：256百万HKドル
　　買い代金：154百万HKドル
　　売り代金：102百万HKドル

　香港証券取引所は19日、上海市場との相互株式取引「滬港通（上海・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、上海A株に投資する「滬股通」（上海コネクト・ノースバウンド）の取引状況は次の通り。

■滬股通（香港→上海）
　　当日の売買代金：350億6566万元
　　買い代金：174億6118万元
　　売り代金：176億448万元

■当日の売買代金上位10銘柄

1 貴州茅台酒（600519）
　　売買代金：1,715百万元
　　買い代金：1,063百万元
　　売り代金：652百万元

2 招商銀行（600036）
　　売買代金：708百万元
　　買い代金：339百万元
　　売り代金：369百万元

3 中国平安保険（601318）
　　売買代金：636百万元
　　買い代金：464百万元
　　売り代金：172百万元

4 中国旅遊集団中免（601888）
　　売買代金：619百万元
　　買い代金：441百万元
　　売り代金：178百万元

5 隆基緑能科技（601012）
　　売買代金：492百万元
　　買い代金：223百万元
　　売り代金：269百万元

6 中国聯合網絡通信（600050）
　　売買代金：473百万元
　　買い代金：364百万元
　　売り代金：109百万元

7 内蒙古伊利実業集団（600887）
　　売買代金：459百万元
　　買い代金：168百万元
　　売り代金：290百万元

8 万華化学集団（600309）
　　売買代金：449百万元
　　買い代金：207百万元
　　売り代金：242百万元

9 中国長江電力（600900）
　　売買代金：410百万元
　　買い代金：104百万元
　　売り代金：306百万元

10 紫金鉱業集団（601899）
　　売買代金：398百万元
　　買い代金：255百万元
　　売り代金：143百万元

　20日の香港市場は軟調か。19日のNY株式相場は4営業日続落。年末ラリーへの期待が後退する中、利上げ長期化による景気後退（リセッション）懸念が引き続き相場の重しとなった。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、テンセント（00700）やアリババ集団（09988）、HSBC（00005）や中国建設銀行（00939）などが香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を130ポイント超下回って寄り付くことになる。

　一方、中国と香港の証券当局は19日、中国本土市場と香港市場との相互取引制度について、3カ月後をめどに対象銘柄を拡大する方針を発表。香港にプライマリー上場している外国企業なども対象となる見通しで、中国本土からの資金流入などを期待して買いが広がる可能性もある。また、ハンセン指数は前日に7日以来ほぼ2週間ぶりの安値を付けて終えており、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも期待できそうだ。