13日の中国本土株式市場で上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開。中国の11月主要経済指標の発表や米連邦公開市場委員（FOMC）の結果公表など国内外の重要イベントを今週後半に控えており、様子見気分が漂っている。前日大引け後に発表された中国の11月金融統計は、マネーサプライM2が市場予想を上回った半面、人民元建て貸付残高増加額と社会融資総量は予想を下振れした。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前営業日比0.02％高の3179.55ポイントで推移。セクター別では、海運・港湾、保険が全面高。鉄道・道路、鉄鋼、物流、自動車も高い。半面、医療機器、医療サービス、半導体が下げている。

　13日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。前日の米株高が好感される半面、中国での新型コロナウイルスの感染拡大などが警戒されているもよう。米11月消費者物価指数（CPI）の発表や米連邦公開市場委員会（FOMC）を控えて様子見ムードも強まっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.10％安の19443.61ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）やHSBC（00005）が売られて相場の重しとなっているほか、創科実業（00669）やJDドットコム（09618）、ネットイース（09999）の下落も目立つ。半面、九龍倉置業地産（01997）や阿里健康（00241）が高い。

上海総合指数
　始値：3179.44ポイント
　前日比：0.40ポイント
　騰落率：0.01％

上海B株指数
　始値：290.84ポイント
　前日比：-0.08ポイント
　騰落率：-0.03％

深セン成分指数
　始値：11398.84ポイント
　前日比：-0.29ポイント
　騰落率：0％

深センB株指数
　始値：1156.34ポイント
　前日比：-0.32ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3953.55ポイント
　前日比：0.11ポイント
　騰落率：0％