18日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。政策期待が買いを支える一方、中国国内で新型コロナウイルスの感染が再拡大していることや世界景気の減速などが警戒され、相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.13％安の3111.33ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材や貴金属、採掘が全面安となっているほか、観光・ホテルも安い。半面、ゲームや医療器械、漢方薬が買われている。

　18日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日に急落したネット株が買い戻されて相場を押し上げている。心理的節目の18000ポイントが下値支持として意識されたもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.94％高の18215.58ポイントで推移。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）、ネットイース（09999）、アリババ集団（09988）、美団（03690）、テンセント（00700）、百度（09888）がそろって大幅高。取引所運営の香港証券取引所（00388）も高い。半面、香港コングロマリットの新世界発展（00017）や不動産開発の碧桂園（02007）が売られている。

上海総合指数
　始値：3116.73ポイント
　前日比：1.30ポイント
　騰落率：0.04％

上海B株指数
　始値：289.97ポイント
　前日比：0.06ポイント
　騰落率：0.02％

深セン成分指数
　始値：11229.11ポイント
　前日比：7.66ポイント
　騰落率：0.07％

深センB株指数
　始値：1129.67ポイント
　前日比：0.20ポイント
　騰落率：0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3823.82ポイント
　前日比：5.16ポイント
　騰落率：0.14％