17日の香港市場でハンセン指数は続落スタート。安く寄り付いた後、マイナス圏でもみ合う展開。世界的景気減速懸念、中国での新型コロナウイルスの感染急拡大が防疫規制の緩和に向けた政策調整に悪影響を及ぼす警戒感が重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比1.44％安の17993.06ポイントで推移して　いる。個別では、美団（03690）が安い。大株主のテンセント（00700）が特別中間配当として保有する美団の株式を自社株主に分配すると発表したことが売り材料となった。阿里健康（00241）、百度（09888）、ネットイース（09999）、アリババ集団（09988）などほかのネット株も売られている。半面、不動産関聯の碧桂園服務（06098）と碧桂園（02007）、PC世界大手のレノボグループ（00992）が上昇している。

　17日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだほか、世界的な景気減速懸念や中国での新型コロナウイルスの感染拡大などが嫌気されているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.54％安の3103.13ポイントで推移している。セクター別では、軍需、ガス、石炭、造船などが全面安となっている半面、ゲームや漢方薬、医薬品販売などが買われている。

上海総合指数
　始値：3110.96ポイント
　前日比：-9.02ポイント
　騰落率：-0.29％

上海B株指数
　始値：290.87ポイント
　前日比：-0.24ポイント
　騰落率：-0.08％

深セン成分指数
　始値：11199.62ポイント
　前日比：-35.94ポイント
　騰落率：-0.32％

深センB株指数
　始値：1136.28ポイント
　前日比：-0.67ポイント
　騰落率：-0.06％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3821.27ポイント
　前日比：-13.12ポイント
　騰落率：-0.34％