15日の香港市場でハンセン指数は小安く寄り付いたものの、ほどなくしてプラス圏に切り返した。前日に2.48％安と急落し、終値ベースで今年3月15日以来ほぼ半年ぶりの安値を付けた後とあって、自律反発を狙った買いが入っている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.49％高の18938.51ポイントで推移。個別では、前日まで大幅に続落したバイオ医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）が反発しているほか、碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）、龍湖集団（00960）、中国海外発展（00688）など本土系不動産関連株がそろって高い。半面、ネット関連株のネットイース（09999）や百度（09888）、ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）が軟調。

　15日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。ただ、米国の金融引き締めが引き続き警戒されているほか、中国では16日に8月の小売売上高や鉱工業生産など主要経済指標が発表される予定で、内容を見極めようと様子見ムードも広がり、上値は重くなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時38分現在、前日比0.26％高の3245.92ポイントで推移している。セクター別では不動産サービスや不動産開発、石炭、鉄鋼などが買われる半面、造船が全面安。太陽光発電設備も売られている。

上海総合指数
　始値：3248.97ポイント
　前日比：11.43ポイント
　騰落率：0.35％

上海B株指数
　始値：314.19ポイント
　前日比：0.51ポイント
　騰落率：0.16％

深セン成分指数
　始値：11823.80ポイント
　前日比：49.02ポイント
　騰落率：0.42％

深センB株指数
　始値：1211.97ポイント
　前日比：-0.25ポイント
　騰落率：-0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4078.65ポイント
　前日比：13.29ポイント
　騰落率：0.33％