6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日続落。前場終値は前日比0.42％安の19144.85ポイントだった。中国企業指数は0.69％安の6531.88ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で449億2000万HKドル。

　ハンセン指数は小高く寄り付いた後、次第に上値を切り下げる展開。マイナス圏に沈み、前場の安値圏で引けた。前日終値は3月15日以来およそ5カ月半ぶりの安値圏とあって、序盤は買い戻しが先行したものの、世界景気の減速に対する根強い警戒感が相場の重荷だった。欧米の金融引き締め長期化が懸念されているほか、ロシアが天然ガスの主要パイプライン「ノルドストリーム」を通じた欧州向け供給の停止を延長したことで、エネルギーの供給不足と価格高騰が警戒されている。

　個別では、中国インターネットサービス大手のテンセント（00700）が売られて相場全体を押し下げた。阿里健康（00241）、東方海外（00316）、中升集団（00881）が大幅に続落した。半面、中国本土不動産株の碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）、龍湖集団（00960）、華潤置地（01109）、中国海外発展（00688）がそろって大きく買われ、一定の下支えとなった。

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ハンセン指数
　引値：19144.85ポイント
　前日比：-80.85ポイント
　騰落率：-0.42％

中国企業指数
　引値：6531.88ポイント
　前日比：-45.65ポイント
　騰落率：-0.69％

レッドチップ指数
　引値：3637.30ポイント
　前日比：-1.35ポイント
　騰落率：-0.04％