6日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前日比1.01％高の3232.24ポイントだった。深セン成分指数は0.65％高の11755.14ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で5301億4500万元だった。

　上海総合指数は心理的節目の3200ポイントに乗せて寄り付くと、じりじりと上げ幅を拡大した。中国当局の景気対策に対する根強い期待に加え、中国人民銀行（中央銀行）による外貨預金準備率の引き下げ発表を好感。今回の措置は人民銀が急激な元安を容認せず、人民元相場の安定化を図る意向を示したと受け止められ、米ドル高・元安を背景に資金流出が加速するとの懸念が後退したもよう。

　セクター別では、化学肥料、バッテリー素材、自動車が全面高。太陽光発電設備、電源設備も買われた。半面、ガス、医療機器、文化・メディア、ゲームが下げた。

　上海B株指数は0.88％高の311.75ポイント、深センB株指数は0.31％高の1207.0ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3232.24ポイント
　前日比：32.33ポイント
　騰落率：1.01％

上海B株指数
　引値：311.75ポイント
　前日比：2.71ポイント
　騰落率：0.88％

深セン成分指数
　引値：11755.14ポイント
　前日比：76.45ポイント
　騰落率：0.65％

深センB株指数
　引値：1207.06ポイント
　前日比：3.75ポイント
　騰落率：0.31％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4039.47ポイント
　前日比：24.04ポイント
　騰落率：0.6％

　6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸して始まった。心理的節目の3200ポイントに乗せて寄り付いた後、プラス圏でもみ合う展開。中国当局による景気対策に対する根強い期待が相場を支えているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.30％高の3209.57ポイントで推移している。セクター別では、自動車、航空・空港運営、貴金属が全面高。半面、風力・太陽光発電設備、ガス、医療機器が売られている。