23日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.22％安の89.83米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.99％高の134.07米ドルと3営業日続伸した。主な中国関連ネット・IT株の23日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：89.83米ドル（-0.22％）
　■百度（BIDU）：134.07米ドル（+1.99％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：26.89米ドル（+1.24％）
　■JDドットコム（JD）：57.20米ドル（+3.40％）
　■ウェイボー（WB）：18.33米ドル（-1.24％）
　■ネットイース（NTES）：87.55米ドル（+2.13％）
　■モモ（MOMO）：4.52米ドル（+0.67％）
　■レンレン（RENN）：29.06米ドル（+0.45％）
　■捜狐（SOHU）：17.50米ドル（-0.91％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：0.73米ドル（+0.84％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：4.40米ドル（-1.35％）

　23日のNY株式相場は軟調。週末のジャクソンホール会議を控え、積極的な利上げ継続への警戒感が続いた。朝方に発表された米8月製造業・サービス部門PMI速報値や米7月新築住宅販売件数などの経済指標が総じて弱い結果となったものの、景気減速による利上げペースの減速期待はさほど高まらなかった。

　前日に643米ドル安と6月16日以来の大幅安を記録したダウ平均は、一時74米ドル高まで上昇したものの、154.02米ドル安（-0.47％）で終了。前日に2％超下落したS&P500も0.22％安で終了し、ともに3日続落した。ハイテク株主体のナスダック総合は一時0.88％高まで上昇後、0.002％安とほぼ横ばいで終了した。

　S&P500の11セクターは、原油高を好感しエネルギーが3.62％高となったほか、素材、一般消費財、資本財が上昇した一方、不動産、ヘルスケア、コミュニケーション、公益など7セクターが下落した。

　ダウ平均採用銘柄は、シェブロンが3.2％高、キャタピラー、ダウ・インクも2％超上昇した一方、プロクター・アンド・ギャンブル、ホーム・デポ、ユナイテッドヘルス、メルクなどが1％超下落した。決算発表銘柄は、利益が予想を上回ったほか、1対3の株式分割を発表したパロ・アルト・ネットワークスが12.1％高と急伸した一方、通期見通しを引き下げたズーム･ビデオは16.5％安と急落した。引け後に決算を発表したノードストロームも通期見通し引き下げが嫌気され、株価は時間外で13％超下落した。

　香港証券取引所は23日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　106億8077万HKドル
　　　　　買い代金　52億3605万HKドル
　　　　　売り代金　54億4472万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                      売買代金 買い代金

  1 美団（03690）                            724      103

  2 CNOOC（00883）                           552      477

  3 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                           548      225

  4 新東方在線科技（01797）                  547      272

  5 快手科技（01024）                        366      214

  6 薬明生物技術（02269）                    319       79

  7 香港証券取引所（00388）                  312        8

  8 李寧（02331）                            233      130

  9 吉利汽車（00175）                        217      128

 10 開拓薬業（09939）                        202      101
   *金額単位は百万HKドル