23日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。中国人民銀行（中央銀行）が前日に発表した最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）の引き下げが引き続き好感される半面、根強い景気鈍化懸念が相場を重くしている。

　指数は日本時間午前10時44分現在、前日比0.15％安の3272.88ポイントで推移。セクター別では、ガスや自動車部品、太陽光発電設備が高い。一方、化学肥料、鉄鋼、セメント・建材が安い。

　23日の香港市場でハンセン指数は小動きで始まった。積極的な利上げへの警戒感が高まる中、前日のNY市場の下落が嫌気される半面、中国の産業支援策などへの期待は根強く、買いが入っているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.15％高の19685.87ポイントで推移している。個別では、美団（03690）やJDドットコム（09618）、アリババ集団（09988）などネット関連銘柄が買われているほか、碧桂園（02007）や中国生物製薬（01177）も高い。半面、創科実業（00669）や舜宇光学科技（02382）が売られている。

上海総合指数
　始値：3274.43ポイント
　前日比：-3.36ポイント
　騰落率：-0.10％

上海B株指数
　始値：308.60ポイント
　前日比：-0.18ポイント
　騰落率：-0.06％

深セン成分指数
　始値：12481.24ポイント
　前日比：-24.44ポイント
　騰落率：-0.2％

深センB株指数
　始値：1244.96ポイント
　前日比：-1.35ポイント
　騰落率：-0.11％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4175.53ポイント
　前日比：-5.87ポイント
　騰落率：-0.14％