週明け22日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前週末の米株安の流れを引き継いだ。寄り付き前に発表された中国の8月の最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）は、1年物が0.05％、5年以上物が0.15％引き下げられた。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.88％安の19599.01ポイントで推移。個別では、2022年6月中間決算の発表を終えた新奥能源（02688）、小米集団（01810）が大幅安。PC世界大手のレノボグループ（00992）、ガラスメーカーの信義ガラス（00868）が下げているほか、大型ネット株の美団（03690）、アリババ集団（09988）、テンセント（00700）も軟調。半面、利下げを好感して不動産関連の碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）、華潤置地（01109）、龍湖集団（00960）が上昇している。

　週明け22日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前週末の米株安が嫌気されているほか、国内の新型コロナウイルスの感染拡大や電力不足を受けた景気落ち込みへの懸念が相場の重しとなっているもよう。一方、中国の全国銀行間同業折借中心が発表した2022年8月の最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）は1年物・5年物ともに引き下げられた。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比0.26％安の3249.50ポイントで推移している。セクター別では、造船、漢方薬、製薬などが売られる半面、農業・漁業、電子化学品、石炭などが買われている。

上海総合指数
　始値：3249.70ポイント
　前日比：-8.38ポイント
　騰落率：-0.26％

上海B株指数
　始値：307.13ポイント
　前日比：0.57ポイント
　騰落率：0.19％

深セン成分指数
　始値：12320.88ポイント
　前日比：-37.67ポイント
　騰落率：-0.3％

深センB株指数
　始値：1242.98ポイント
　前日比：-0.27ポイント
　騰落率：-0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4135.16ポイント
　前日比：-15.91ポイント
　騰落率：-0.38％