18日の香港市場でハンセン指数は小高く始まったものの下げに転じた。米長期金利の上昇が嫌気され、17日のNY市場で主要株価指数が下落した流れを引き継いだ。ただ、前日に2022年6月中間決算を発表したテンセント（00700）と華潤ビール（00291）が大きく買われ、一定の下支えとなっている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前日比0.40％安の19842.61ポイントで推移している。個別では、22年中間決算が大幅減益となる見通しを明らかにした碧桂園（02007）が大幅安。中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）、ニット衣料大手の申洲国際集団（02313）は反落している。一方、テンセントと華潤ビールのほか、美団（03690）が続伸。食品・飲料株の万洲国際（00288）、バドワイザーAPAC（01876）も高い。

　18日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日のNY市場が下落した流れを引き継いだほか、四川省などで電力不足により一部企業が操業の一時停止を余儀なくされたことを受け、景気の落ち込みへの警戒感が相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.11％安の3288.91ポイントで推移している。セクター別では、不動産サービスやゲーム、医療器械などが売られる半面、風力発電設備や電源設備、自動車などが買われている。

上海総合指数
　始値：3286.37ポイント
　前日比：-6.16ポイント
　騰落率：-0.19％

上海B株指数
　始値：307.81ポイント
　前日比：-0.70ポイント
　騰落率：-0.23％

深セン成分指数
　始値：12557.34ポイント
　前日比：-38.12ポイント
　騰落率：-0.3％

深センB株指数
　始値：1267.61ポイント
　前日比：-0.06ポイント
　騰落率：0％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4205.79ポイント
　前日比：-11.17ポイント
　騰落率：-0.26％