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10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続落。前場終値は前日比2.07%安の19588.83ポイントだった。中国企業指数は2.35%安の6634.82ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で478億5000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の20000ポイントを割り込んだ。9日の米株式市場で半導体大手を中心にハイテク株が幅広く下落した流れを引き継いだ。朝方にプラス圏に浮上していた中国本土相場が下げに転じると、ハンセン指数もほぼ一本調子で下げ幅を広げた。寄り付き後に発表された2022年7月の中国消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇と、市場予想より小幅だったものの、20年7月以来2年ぶりの高水準。食料や燃料の価格が大きく上昇する一方で、他の品目の物価は伸び悩んだことで、中国景気の減速が警戒されたもよう。 個別では、医薬品受託開発の薬明生物技術(02269)が9%超下落。不動産開発の龍湖集団(00960)と碧桂園(02007)、スポーツ用品の安踏体育用品(02020)と李寧(02331)の下げがきつい。ハイテク株の舜宇光学科技(02382)、JDドットコム(09618)、美団(03690)も売られた。一方、香港公益株の中電控股(00002)と電能実業(00006)が反発し、逆行高を演じている。 |
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ハンセン指数
引値:19588.83ポイント 前日比:-414.61ポイント 騰落率:-2.07% 中国企業指数 引値:6634.82ポイント 前日比:-159.95ポイント 騰落率:-2.35% レッドチップ指数 引値:3539.13ポイント 前日比:-54.57ポイント 騰落率:-1.52% |
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10日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は5営業日ぶりに反落。前場終値は前日比0.37%安の3235.38ポイントだった。深セン成分指数は0.56%安の12262.30ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6079億3500万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、ほどなくして下向きに転じた。3230ポイント付近で下げ渋ると、中盤以降は狭いレンジでもみ合った。前日まで4営業日続伸し、1週間ぶり高値を付けた後とあって、利益確定売りが出た。海南省を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、消費や経済活動が冷え込むことへの警戒感も重荷。寄り付きとほぼ同時に発表された7月の中国の消費者物価指数(CPI)は前年同月比2.7%上昇、生産者物価指数(PPI)は4.2%上昇となり、ともに市場予想(2.9%上昇、4.8%上昇)を下回った。 セクター別では、保険が全面安。航空・空港運営、石炭、漢方薬が売られた。半面、貴金属、自動車サービス、太陽光発電設備が上昇した。 上海B株指数は0.16%安の304.03ポイント、深センB株指数は0.22%高の1258.62ポイントだった。 |
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