週明け8日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前営業日比0.31%高の3236.93ポイントだった。深セン成分指数は0.27%高の12302.15ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9526億400万元だった。
上海総合指数は安く始まった後、序盤は前週末終値を挟んでもみ合ったが、中盤以降はプラス圏での推移が目立った。前週末に発表された7月の米雇用統計が強い内容だったことを受け、米連邦準備理事会(FRB)による積極的な金融引き締めが続くとの見方が相場の重しとなった一方、中国の7月の貿易統計で輸出が予想を上回ったことが好感されたほか、政策支援で恩恵が期待される銘柄などを中心に買いが広がった。セクター別では、石炭が全面高となったほか、電機、自動車部品、電源設備などが買われた。半面、保険が全面安。半導体や航空・空港運営、観光・ホテルなども安かった。
A株市場では、中国神華能源(
601088)や安徽コンチセメント(
600585)、宝山鋼鉄(
600019)、新疆金風科技(
002202)などの上昇が目立った。半面、免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)が大幅安。同社が事業を展開する海南省三亜市で当局が7日に事実上のロックダウン(都市封鎖)の実施を発表したことが嫌気された。中国国際航空(
601111)や春秋航空(
601021)、王府井集団(
600859)も売られた。
上海B株指数は0.61%高の303.71ポイント、深センB株指数は1.14%高の1261.69ポイント。