ハンセン指数
　始値：20065.35ポイント
　前日比：-136.59ポイント
　騰落率：-0.68％

中国企業指数
　始値：6841.80ポイント
　前日比：-60.38ポイント
　騰落率：-0.87％

レッドチップ指数
　始値：3594.84ポイント
　前日比：-10.55ポイント
　騰落率：-0.29％

■利福国際（01212）：筆頭株主の劉鑾鴻会長による非公開化計画を発表した。提示価格は1株当たり5HKドル。利福国際は8日寄り付きから取引を再開する。

■遠洋集団（03377）：2022年7月の不動産販売額（成約ベース）が前年同月比13.4％減の89億9000万元、販売面積が同0.6％増の55万4600平方メートルだった。

■味千中国（00538）：2022年6月中間決算で純損失が9000万−1億3000万元となる見通しを明らかにした。前年同期は5000万元の黒字だったことから、赤字転落となる。

　週明け8日の香港市場は軟調か。前週末に発表された7月の米雇用統計が強い内容だったことを受け、米国の景気後退懸念がやや和らいだ半面、米連邦準備理事会（FRB）の積極的な金融引き締めが続くとの見方が広がった。これを受けて米長期金利が上昇し、香港市場でもハイテク株やグロース株など高PER株が売られる展開になる可能性がある。5日のNY市場で大型ネット株のアリババ集団（09988）、テンセント（00700）、JDドットコム（09618）が香港終値を下回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を120ポイント超下回って寄り付くことになる。

　7日に発表された8月の中国の貿易統計は、米ドル建て輸出が18％増と市場予想の15.0％増を上回った半面、輸入は2.3％増となり、予想の3.7％増を下回った。輸出の予想上振れが好感される一方、輸入の不振で需要の低迷への懸念が高まる可能性がある。

　5日のNY市場は金融株や景気敏感株に買いが入り、ダウ平均は小幅に反発した。一方、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は3日ぶりに反落した。強い雇用統計を受けて米10年債利回りは前日の2.67％台から2.82％台に上昇。CMEのフェド・ウォッチが示す9月米連邦公開市場委員会（FOMC）での0.75％の利上げ確率は前日の34％から70％に上昇した。