5日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比1.19%高の3227.03ポイントだった。深セン成分指数も1.69%高の12269.21ポイントと続伸。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9953億9500万元だった。
上海総合指数は中盤までは小高く推移。中国政府が打ち出す産業振興策の恩恵が期待できるセクターに買いが入り、相場を支えた。終盤に上値抵抗として意識された心理的節目の3200ポイントを超えて急上昇した。ハイテク株を中心に、2022年6月中間決算で好業績が見込める銘柄も物色された。セクター別では半導体やソフトウエア開発、インターネットサービス、貴金属が買われた半面、送電・電源設備、造船、風力・太陽光発電機器、石炭が売られた。
A株市場では、半導体大手の北方華創科技集団(
002371)がストップ高。ネットワーク・電子機器関連の三安光電(
600703)、用友網絡科技(
600588)、啓明星辰信息技術集団(
002439)、中興通訊(
000063)も大きく買われた。招商証券(
600999)、東方証券(
600958)など証券株の上昇も目立つ。半面、自動車部品の浙江世宝(
002703)と寧波均勝電子(
600699)、石炭大手の中国神華能源(
601088)が売られた。
上海B株指数は0.38%高の301.88ポイントと4日ぶりに反発。深センB株指数は0.24%高の1247.48ポイントと続伸した。