2日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。安く寄り付いた後、下げ幅を拡大する展開。ペロシ米下院議長がきょう夜にも台湾に到着し、あす蔡英文総統と会談すると伝わっており、米中間の緊張の高まりを警戒する売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比1.76％安の3202.74ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー金属、教育、建設、ガスが全面安。機械やゲームも安い。半面、軍需関連や貴金属が逆行高。

　2日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。寄り付きで心理的節目の20000ポイントを割り、マイナス圏で軟調に推移している。前日の米株安が嫌気されているほか、ペロシ米下院議長がきょう夜にも台湾に到着し、あす蔡英文総統と会談すると伝わっており、米中関係の悪化に対する懸念も相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比1.99％安の19764.37ポイントで推移している。個別では、美団（03690）が売られているほか、碧桂園服務（06098）や阿里健康（00241）、小米集団（01810）などの下落も目立つ。半面、恒隆地産（00101）やレノボグループ（00992）が買われている。

上海総合指数
　始値：3231.26ポイント
　前日比：-28.70ポイント
　騰落率：-0.88％

上海B株指数
　始値：305.73ポイント
　前日比：-1.02ポイント
　騰落率：-0.33％

深セン成分指数
　始値：12260.45ポイント
　前日比：-153.42ポイント
　騰落率：-1.24％

深センB株指数
　始値：1270.72ポイント
　前日比：-4.06ポイント
　騰落率：-0.32％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4144.38ポイント
　前日比：-44.30ポイント
　騰落率：-1.06％