マーケット > 速報 |
指数: 15分ディレイ
|
|
|
|
||
28日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比0.56%安の20554.09ポイントだった。中国企業指数は0.44%安の7060.23ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で489億5000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、前日終値を挟んで一進一退の展開となった。米連邦準備理事会(FRB)のパウエルFRB議長が米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で今後の利上げペースを緩める可能性を示唆したことで、金融引き締めに伴う米景気悪化への警戒感が後退。半面、利上げ加速による利ざや拡大期待で買われていた国際金融銘柄が下げ、相場の重荷となっている。 個別では、英金融大手のHSBC(00005)とアジア保険会社のAIAグループ(01299)が売られた。不動産開発の龍湖集団(00960)、華潤置地(01109)、碧桂園(02007)の下げがきつい。中国本土の準大手銀行、招商銀行(03968)や、香港商業不動産の九龍倉置業地産(01997)も安い。一方、カジノ株の銀河娯楽(00027)とサンズ・チャイナ(01928)、スマートフォン大手の小米集団(01810)が大幅に反発した。スマホ部品の舜宇光学科技(02382)も買われた。 |
|
||
ハンセン指数
引値:20554.09ポイント 前日比:-115.95ポイント 騰落率:-0.56% 中国企業指数 引値:7060.23ポイント 前日比:-31.24ポイント 騰落率:-0.44% レッドチップ指数 引値:3719.66ポイント 前日比:-13.34ポイント 騰落率:-0.36% |
|
||
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.57%高の3294.42ポイントだった。深セン成分指数は0.69%高の12485.37ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6316億1100万元だった。
上海総合指数は高く寄り付いた後、プラス圏でもみ合った。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長がFOMC後の会見で、金融引き締めが景気に及ぼす影響に留意し、利上げペースを緩める可能性を示唆したことを受け、世界的な景気後退(リセッション)への懸念が和らぎ、地合いの改善につながった。中盤には上げ幅を拡大し、心理的節目の3300ポイントに乗せる場面もあったが、同水準では上値の重さが目立った。バイデン米大統領と中国の習近平国家主席の電話協議が米時間28日夜にも行われると伝わっており、対立緩和や対中制裁関税解除が期待される半面、様子見気分も漂った。 セクター別では、半導体、コンシューマーエレクトロニクス、電子部品が高い。半面、風力発電設備、バッテリー素材、ガス、鉄道・道路が下げた。 上海B株指数は0.94%高の305.92ポイント、深センB株指数は0.42%高の1254.57ポイント。 |
主要情報ヘッドライン |
ニュース |
18:27 | [企業] 16日の決算発表予定銘柄と業績予想(香港市場):JDドットコム、百度など |
18:16 | [企業] 決算寸評:中国鉄路通信信号、23年12月本決算は減収減益 |
18:00 | [業界] 石炭価格が7週間ぶりに上昇、前週比0.28%高の713元 |
17:05 | [企業] 決算寸評:康師傅控股、23年12月本決算は2割増益 |
16:17 | [企業] 電力セクターの業績市場予想一覧(5月15日) |
レポート |