週明け25日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前週末の米株安が嫌気されているほか、中国の景気減速懸念も相場の重荷となっているもよう。不動産企業の資金繰りが厳しいなか、債務不履行（デフォルト）のリスクや建設が中断された住宅のローン返済拒否の広がりが引き続き警戒されている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前営業日比0.08％安の3267.51ポイントで推移している。セクター別では、風力発電設備や自動車、バッテリーが売られる半面、医療機器や環境保護、不動産サービスなどが買われている。

　週明け25日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前週末のNY市場でソーシャルメディア株やハイテク株を中心に幅広い銘柄が下落した流れが、香港市場にも波及した。欧米の景況感悪化を受け、運用リスクを回避する売りが出たもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前営業日比0.39％安の20529.26ポイントで推移している。個別では、大型ネット株のアリババ集団（09988）とテンセント（00700）が安い。電気自動車メーカーのBYD（01211）も売られている。半面、アルミメーカーの中国宏橋（01378）や香港不動産株の恒基兆業地産（00012）、九龍倉置業地産（01997）が買われている。

上海総合指数
　始値：3269.71ポイント
　前日比：-0.26ポイント
　騰落率：-0.01％

上海B株指数
　始値：302.77ポイント
　前日比：-0.46ポイント
　騰落率：-0.15％

深セン成分指数
　始値：12386.55ポイント
　前日比：-7.47ポイント
　騰落率：-0.06％

深センB株指数
　始値：1243.71ポイント
　前日比：1.52ポイント
　騰落率：0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4233.93ポイント
　前日比：-4.30ポイント
　騰落率：-0.1％