22日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日は4日ぶりに反落し、心理的節目の3300ポイントを割り込んだだけに、幅広いセクターで買い直しが先行している。米長期金利の低下を受け、資金流出懸念はやや後退したもよう。

　指数は日本時間午前10時46分現在、前日比0.45％高の3286.58ポイントで推移している。セクター別では保険と証券が全面高。環境保護関連やバッテリー素材も買われている。半面、半導体、ゲーム、観光が売られている。

　22日の香港市場でハンセン指数は反発スタート。前日の米株高や米長期金利の低下を好感し、買いが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.68％高の20715.49ポイントで推移。個別では、バイオ医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）、半導体受託製造のSMIC（00981）、火鍋チェーンの海底撈国際（06862）が高い。前日に安かった不動産管理会社の碧桂園服務（06098）が反発している。半面、電動工具大手の創科実業（00669）、スポーツ用品の安踏体育用品（02020）が売られているほか、原油相場の下落を受けて石油メジャーのペトロチャイナ（00857）、シノペック（00386）が軟調。

上海総合指数
　始値：3276.20ポイント
　前日比：4.20ポイント
　騰落率：0.13％

上海B株指数
　始値：304.30ポイント
　前日比：-0.42ポイント
　騰落率：-0.14％

深セン成分指数
　始値：12501.34ポイント
　前日比：46.15ポイント
　騰落率：0.37％

深センB株指数
　始値：1235.49ポイント
　前日比：-0.28ポイント
　騰落率：-0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4251.79ポイント
　前日比：15.73ポイント
　騰落率：0.37％