21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。前場終値は前日比0.42％安の3290.80ポイントだった。深セン成分指数は0.17％安の12552.14ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6139億5500万元だった。

　上海総合指数は心理的節目の3300ポイントを割り込んで寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。前日まで3日続伸し、節目を回復して約1週間半ぶり高値をつけた後とあって、利益確定売りが重荷となった。中国当局による大型景気刺激策への期待が後退したことも地合いを悪化させたもよう。李首相は世界経済フォーラムの企業家とのオンライン会合で、「中国は高すぎる成長目標のために、超大規模な刺激措置や通貨の過剰供給などを実施したりしない」と述べ、22年の成長率が目標の「5.5％前後」から小幅に下振れしても容認する考えを示した。

　セクター別では、風力発電設備、石炭、軍需関連、化学肥料が安い。半面、半導体、電源設備、ゲームが買われた。

　上海B株指数は0.4％安の304.65ポイント、深センB株指数は0.01％安の1232.49ポイント。

上海総合指数
　引値：3290.80ポイント
　前日比：-13.92ポイント
　騰落率：-0.42％

上海B株指数
　引値：304.65ポイント
　前日比：-1.23ポイント
　騰落率：-0.4％

深セン成分指数
　引値：12552.14ポイント
　前日比：-20.98ポイント
　騰落率：-0.17％

深センB株指数
　引値：1232.49ポイント
　前日比：-0.07ポイント
　騰落率：-0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4264.29ポイント
　前日比：-19.51ポイント
　騰落率：-0.46％

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