21日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。心理的節目の3300ポイントを割り込んで寄り付いた後、マイナス圏でもみ合う展開。前日まで3日続伸し、節目を回復して約1週間半ぶり高値をつけた後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.37％安の3292.60ポイントで推移。セクター別では、石炭、自動車、風力発電設備、バッテリー素材が安い。半面、ゲーム、半導体、文化・メディアが買われている。

　21日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。中国で不動産業界の資金繰り悪化が懸念されるなか、李克強首相が財政・金融の大盤振る舞いを改めて否定したことが嫌気されているもよう。

　指数は日本時間午前10時34分現在、前日比0.38％安の20810.14ポイントで推移している。個別では、AIAグループ（01299）やテンセント（00700）、HSBC（00005）が売られて相場の下げを主導。龍湖集団（00960）や恒隆地産（00101）の下落も目立つ。半面、ネットイース（09999）や薬明生物技術（02269）が買われている。

上海総合指数
　始値：3297.66ポイント
　前日比：-7.06ポイント
　騰落率：-0.21％

上海B株指数
　始値：305.25ポイント
　前日比：-0.63ポイント
　騰落率：-0.21％

深セン成分指数
　始値：12543.58ポイント
　前日比：-29.54ポイント
　騰落率：-0.23％

深センB株指数
　始値：1232.31ポイント
　前日比：-0.25ポイント
　騰落率：-0.02％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4270.36ポイント
　前日比：-13.44ポイント
　騰落率：-0.31％