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21日の香港市場は軟調に推移か。中国で不動産業界の資金繰り悪化が懸念されるなか、李克強首相が財政・金融の大盤振る舞いを改めて否定したことで、投資家が運用リスクをとりにくくなるだろう。国営新華社によると、李首相は19日夜、世界経済フォーラムの企業家とのオンライン会合で「中国は高すぎる成長目標のために、超大規模な刺激措置や通貨の過剰供給などを実施したりしない」と述べ、22年の成長率が目標の「5.5%前後」から小幅に下振れしても容認する考えを示した。
20日の米市場ではネットフリックスの好決算などを手掛かりにハイテク株が買われたが、アリババ集団(BABA)や百度(BIDU)などの中国ネット・IT株は総じて軟調だった。一方、ハンセン指数は心理的節目の21000ポイントが上値抵抗として意識されそうだ。 20日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3株価指数がともに続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は下げが目立ち、国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、中国インターネット・プラットフォーム企業のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)などの大型株がそろって香港終値を下回って終えた。 |
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20日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比0.75%安の103.96米ドルと3日ぶりに反落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は1.10%安の140.82米ドルと3日ぶりに反落した。主な中国関連ネット・IT株の20日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):103.96米ドル(-0.75%) ■百度(BIDU):140.82米ドル(-1.10%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):26.52米ドル(-0.82%) ■JDドットコム(JD):62.62米ドル(-0.25%) ■ウェイボー(WB):20.08米ドル(-1.91%) ■ネットイース(NTES):94.19米ドル(+4.46%) ■モモ(MOMO):4.63米ドル(-1.28%) ■レンレン(RENN):29.07米ドル(+0.24%) ■滴滴出行(DIDI):3.32米ドル(0%) ■捜狐(SOHU):16.11米ドル(-0.37%) ■チーター・モバイル(CMCM):0.73米ドル(-3.47%) ■テンセント・ミュージック(TME):4.54米ドル(-1.30%) |
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20日のNY株式相場は続伸。米国株が6月に底打ちを完了したとの見方が強まる中、決算発表を好感したネットフリックスの上昇や米上院の国内半導体企業への支援策を好感した半導体株の上昇が相場をけん引した。経済指標が総じて弱い結果となり、7月米連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利上げ観測が和らいだことも引き続き相場の支援となった。ハイテク株主体のナスダック総合は1.58%高と大幅に2日続伸し、S&P500も0.59%高と続伸。ダウ平均はディフェンシブ株の下落が重しとなり前日終値を挟んでもみ合ったが、47.79米ドル高(+0.15%)と小幅に続伸して終了した。
ダウ平均採用銘柄は、セールスフォース、ディズニーが3-4%上昇し、ナイキ、ボーイング、アップル、マイクロソフトなども1%超上昇した一方、メルク、ベライゾン、ユナイテッドヘルスが2%超下落し、プロクター・アンド・ギャンブル、コカ・コーラも1%超下落した。S&P500の11セクターは一般消費財、IT、エネルギー、コミュニケーションなど7セクターが上昇し、公益、ヘルスケア、生活必需品、不動産の4セクターが下落した。 引け後に4-6月期決算を発表したテスラは時間外で小幅に上昇。調整後一株当たり利益が市場予想を上回ったものの、売上高と利益率が市場予想を下回ったことで、終値を挟んでもみ合いとなった。 |
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