香港証券取引所が20日に発表した統計によると、香港から中国本土株に投資する「滬股通（上海コネクト・ノースバウンド）」と「深股通（深センコネクト・ノースバウンド）」は、合わせて成約ベースで36億7700万元の買い越しだった。うち上海市場の買越額は19億3300万元、深セン市場は17億4400万元だった。

ハンセン指数
　引値：20890.22ポイント
　前日比：229.16ポイント
　騰落率：1.11％

中国企業指数
　引値：7179.07ポイント
　前日比：81.68ポイント
　騰落率：1.15％

レッドチップ指数
　引値：3764.12ポイント
　前日比：-11.59ポイント
　騰落率：-0.31％

　20日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.77％高の3304.72ポイントだった。深セン成分指数は0.63％高の12573.12ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9524億7300万元だった。

　上海総合指数は終日プラス圏で堅調に推移した。総じて好調な第2四半期決算を受けて前日のNY市場が大幅上昇した流れを引き継いだほか、寄り付き前に発表された7月の最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）が1年物、5年物ともに市場予想通り据え置きとなり、イベント通過後の安心感も相場を支えた。指数は結局、心理的節目の3300ポイントを回復し、11日以来、約1週間半ぶり高値できょうの取引を終えた。セクター別では、造船と風力発電設備が全面高となったほか、建設機械や医療サービスなども買われた。半面、石炭、電機、自動車などが売られた。

　A株市場では、李克強首相が安全を確保した上で国際線の運航を再開し、便数を増加させていく方針を示したことを受け、中国国際航空（601111）や中国東方航空（600115）が買われた。中聯重科（000157）や三安光電（600703）、中国船舶重工（601989）の上昇も目立った。半面、広州汽車集団（601238）や上海汽車集団（600104）など自動車株が売られたほか、牧原食品（002714）や国軒高科（002074）も安かった。

　上海B株指数は0.09％高の305.88ポイント、深センB株指数は0.40％高の1232.56ポイント。