19日の中国本土株式市場で上海総合指数は小高く寄り付いた後、マイナス圏でもみ合う展開。前日に1.5％超上昇した後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.11％安の3274.51ポイントで推移。セクター別では、風力発電設備、太陽光発電設備、航空・空港運営、自動車が安い。半面、ゲーム、造船、化学肥料が上昇しているほか、当局が発表した旅行業界の2022−30発展ガイドラインを好感して観光・ホテルが買われている。

　19日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。指数は前日に2.7％高と大幅に上昇した後とあって、利益確定の売りが優勢となっている。また、前日のNY市場の下落も嫌気されているもよう。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.52％安の20736.91ポイントで推移している。個別では、アリババ集団（09988）が売られて相場の下げを主導。李寧（02331）や恒隆地産（00101）、碧桂園服務（06098）、BYD（01211）の下落も目立つ。半面、2022年6月中間決算で増益となる見通しを発表した薬明生物技術（02269）が高い。

上海総合指数
　始値：3278.72ポイント
　前日比：0.62ポイント
　騰落率：0.02％

上海B株指数
　始値：304.50ポイント
　前日比：-0.30ポイント
　騰落率：-0.1％

深セン成分指数
　始値：12524.51ポイント
　前日比：-8.14ポイント
　騰落率：-0.06％

深センB株指数
　始値：1225.11ポイント
　前日比：0.09ポイント
　騰落率：0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4288.44ポイント
　前日比：-4.15ポイント
　騰落率：-0.1％