■万科企業（02202）：不動産管理事業子会社の万物雲空間科技服務を香港証券取引所・メインボードに上場させる計画が中国証券監督管理委員会（CSRC）の認可を取得した。

■中国太平保険（00966）：2022年6月中間決算で純利益が前年同期比47％減少する見通し。22年上半期の資本市場の変動で資産運用実現益が前年同期に比べ減少したことが減益の主因。

■長城汽車（02333）：18日に949万8000株の自社株買いを実施したと発表した。取得価格は1株当たり13.24−13.78HKドルで、総額1億2900万HKドルに上った。

　18日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み高。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.68％高の103.14米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）も0.71％高の141.08米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の18日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：103.14米ドル（+0.68％）
　■百度（BIDU）：141.08米ドル（+0.71％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：25.61米ドル（+0.99％）
　■JDドットコム（JD）：62.05米ドル（+2.97％）
　■ウェイボー（WB）：20.00米ドル（+3.57％）
　■ネットイース（NTES）：87.76米ドル（+1.54％）
　■モモ（MOMO）：4.55米ドル（+1.79％）
　■レンレン（RENN）：28.62米ドル（+0.46％）
　■捜狐（SOHU）：16.04米ドル（+4.36％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：0.78米ドル（+7.20％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：4.44米ドル（+2.30％）

　18日のNY株式相場は反落。ゴールドマン・サックスなどの好決算を受けて上昇してスタートしたものの、アップルが来年の採用や投資の縮小を予定しているとブルムバーグが報じたことで売りが優勢となった。先週末に658米ドル上昇したダウ平均は、朝方に356米ドル高まで上昇後、取引終盤に305米ドル安まで下落し、215.65米ドル安（-0.69％）と反落して終了。S&P500も1.02％高まで上昇後、0.84％安で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.54％高まで上昇後、0.81％安で終了した。

　ダウ平均採用銘柄はゴールドマン・サックスが2.51％高となり、ダウ・インク、シェブロンが1％超上昇した一方、メルク、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アップルが2％超下落し、ユナイテッドヘルス、ベライゾン、コカ・コーラ、JPモルガン・チェースなどが1％超下落した。

　先週からスタートした第2四半期決算発表は、今週はS&P500の約70銘柄が発表と発表が本格化する。この日は好調な債券トレーディングを追い風に収入、利益がともに市場予想を上回ったゴールドマン・サックスが一時5.89％高まで上昇し、2.51％高で終了した。バンク・オブ・アメリカも利益が予想を上回り一時3.49％高まで上昇したが、終値では0.03％安とほぼ横ばいとなった。利益が予想を上回ったチャールズ・シュワブは2.43％高まで上昇後、1.51％安で終了した。個別材料ではボーイング737Max機を100機購入すると報じられたデルタ航空が一時6.28％高まで上昇し、3.49％高で終了。一方、ボーイングは一時5.55％まで上昇したが、終値では0.01％安とほぼ横ばいで終了した。

　引け後に決算を発表したIBMは時間外で4％超下落。決算が予想を上回ったものの、キャッシュフローの見通しを引き下げたことが嫌気された。