■7月15日（金）

【3Q決算】千盛集団（08475）
【期末決算】嘉進投資国際（00310）
【期末決算】藍河控股（00498）
【中間決算】大衆金融控股（00626）
【期末決算】宏基集団（01718）
【IPO】博維智慧科技（01204）
【IPO】微創脳科学（02172）
【IPO】徳銀天下（02418）
【権利落日】ブイテック（00303）(期末配当）
【権利落日】山東新華製薬（00719）(期末配当）
【権利落日】優越集団（01841）(中間配当）
【統計】中国　国内総生産（GDP）　4−6月期
【統計】中国　小売売上高　6月
【統計】中国　鉱工業生産　6月
【統計】中国　固定資産投資 1−3月

　14日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比4.89％安の103.76米ドルと5日続落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は2.20％安の142.07米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の14日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：103.76米ドル（-4.89％）
　■百度（BIDU）：142.07米ドル（-2.20％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：25.50米ドル（-2.34％）
　■JDドットコム（JD）：61.04米ドル（-1.07％）
　■ウェイボー（WB）：19.51米ドル（-4.97％）
　■ネットイース（NTES）：87.94米ドル（-1.62％）
　■モモ（MOMO）：4.49米ドル（-4.87％）
　■レンレン（RENN）：28.44米ドル（+0.99％）
　■捜狐（SOHU）：15.55米ドル（-2.69％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：0.73米ドル（-1.14％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：4.26米ドル（-4.05％）

　14日のNY株式相場はおおむね軟調。7月米連邦公開市場委員会（FOMC）での大幅利上げ懸念や景気後退（リセッション）懸念が続く中、JPモルガン・チェースなどの大手金融機関の決算が失望されたことも重しとなった。ダウ平均が142.62米ドル安（-0.46％）、S&P500も0.30％安とともに5日続落し、ナスダック総合は0.03％高とわずかながら4日ぶりに反発した。ダウ平均は朝方に628米ドル安（-2.04％）まで下落し、S&P500とナスダック総合も2％超下落する場面もあったが、ダウ平均とS&P500は下落幅を大幅に縮小し、ナスダック総合はプラス圏を回復した。ダウ平均採用銘柄はボーイング、アップルが2％上昇した一方、トラベラーズが4.68％安、JPモルガン・チェースが3.49％安となり、ゴールドマン・サックス、キャタピラー、アメリカン・エキスプレスも2％超下落した。S&P500の11セクターはITが0.93％高となった一方、金融、エネルギー、素材、コミュニケーション、不動産が1％超下落した。

　寄り前に発表されたJPモルガン・チェースとモルガン・スタンレーの4-6月期決算は、ともに調整後の一株当たり利益が市場予想を下回った。JPモルガン・チェースは貸倒引当金を積み増し、自社株買いを中止するとしたことで米国経済全体の悪化懸念が強まった。金融株はJPモルガンが3.49％安となったほか、モルガン・スタンレーが0.38％安、翌日に決算を発表するシティグループが2.99％安、ウェルズ・ファーゴが0.84％安となり、来週月曜日に決算を発表するゴールドマン・サックスも2.95％下落した。