14日の香港市場でハンセン指数は小高く寄り付いた直後、下げに転じた。13日の米株式相場の下落を受けた売りが相場の重荷。米6月消費者物価指数（CPI）が市場予想を上回り、約41年ぶりの高い伸びとなったことで、米連邦準備理事会（FRB）による利上げ加速が警戒されている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.28％安の20739.88ポイントで推移。個別では、中国本土の銀行株の招商銀行（03968）や不動産株の碧桂園（02007）、碧桂園服務（06098）、龍湖集団（00960）、中国海外発展（00688）が続落している。一方、ネット株のJDドットコム（09618）と美団（03690）、医薬品関連の阿里健康（00241）、薬明生物技術（02269）、中国生物製薬（01177）が高い。

　14日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。国内の複数の地域で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、行動制限の強化で景気が減速するとの警戒感が強まる中、リスク回避の動きが先行している。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.54％安の3266.66ポイントで推移。セクター別では、銀行が全面安。鉄道・有料道路、電力、セメント・建材も安い。半面、バッテリー、造船、医療サービスが買われている。

上海総合指数
　始値：3277.45ポイント
　前日比：-6.84ポイント
　騰落率：-0.21％

上海B株指数
　始値：302.16ポイント
　前日比：-0.20ポイント
　騰落率：-0.07％

深セン成分指数
　始値：12479.22ポイント
　前日比：-29.67ポイント
　騰落率：-0.24％

深センB株指数
　始値：1214.67ポイント
　前日比：-0.62ポイント
　騰落率：-0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4308.82ポイント
　前日比：-12.64ポイント
　騰落率：-0.29％