13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに小幅に反発。終値は前日比0.09%高の3284.29ポイントだった。深セン成分指数は0.56%高の12508.89ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9423億1000万元だった。
上海総合指数は、序盤にマイナス圏に沈んだものの、中盤以降はプラス圏で推移。終盤に再びマイナス圏に沈んだが、前日終値をわずかに上回ってきょうの取引を終えた。複数の地域で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、行動制限の強化で景気が減速するとの警戒感が強まり、相場の重しとなったが、指数は前日まで3日続落し、6月22日以来、約3週間ぶり安値で終えた後とあって、買い戻す動きも広がった。セクター別では、風力発電設備と鉄道・道路、造船が全面高だった。半面、銀行と保険が全面安。医薬品販売と半導体も売られた。
A株市場では、方大集団(
000055)や寧波均勝電子(
600699)広東省高速道路(
000429)、新疆金風科技(
002202)などの上昇が目立った。中国当局が国産ゲーム67本を認可したことを受け、リスト入りした深セン中青宝互動網絡(300052)が遊族網絡(
002174)なども買われた。半面、招商銀行(
600036)や興業銀行(
601166)、華潤三九医薬(
000999)などが売られた。
上海B株指数は0.53%安の302.36ポイント、深センB株指数は1.30%高の1215.29ポイント。