13日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。前日終値は心理的節目の21000ポイントを割り込み、5月27日以来1カ月半ぶりの安値だっただけに、買い戻しが先行。ただ、6月の米消費者物価指数（CPI）の発表を香港時間きょう夜に控え、上値は伸び悩んでいる。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.30％高の20907.77ポイントで推移。個別では、ネット株のJDドットコム（09618）、美団（03690）、医薬品関連の阿里健康（00241）、薬明生物技術（02269）が高い。海運の東方海外（00316）は反発している。半面、原油先物相場の下落を受けて石油株のペトロチャイナ（00857）とCNOOC（00883）に売りが出た。不動産株の碧桂園（02007）、自動車株のBYD（01211）は続落。

　13日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。国内複数の地域で新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、「ゼロコロナ」政策の下で行動制限が再び強化されれば、景気後退リスクが高まるとの懸念が重荷となっている。ただ、指数は前日に終値で6月22日以来、約3週間ぶり安値を付けた後とあって、買い戻す動きも入っているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.04％安の3280.07ポイントで推移している。セクター別ではバッテリー素材や医薬品販売、自動車などが売られる半面、鉄道・道路、風力発電設備、ゲームなどが買われている。

上海総合指数
　始値：3279.60ポイント
　前日比：-1.87ポイント
　騰落率：-0.06％

上海B株指数
　始値：298.85ポイント
　前日比：-5.12ポイント
　騰落率：-1.68％

深セン成分指数
　始値：12441.72ポイント
　前日比：2.45ポイント
　騰落率：0.02％

深センB株指数
　始値：1200.30ポイント
　前日比：0.58ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4313.36ポイント
　前日比：-0.26ポイント
　騰落率：-0.01％