◆香港市場の空売り比率上位20銘柄
　空売り比率は売買代金に対する空売り残高の比率
　7月12日現地時間午後0時25分時点

     銘柄名                                       空売り残高 空売り比率 空売り比率

                                                   （百万HK$）      当日    5日平均

    1 Global X 中国ﾛﾎﾞｯﾄ･人工智能ETF（09807）          0.00096    100.00%     52.47%

    2 華夏ｱｼﾞｱ･ﾊﾟｼﾌｨｯｸ･ﾘｱﾙ･ｴｽﾃｰﾄETF（03121）              0.02    100.00%     87.68%

    3 工銀南方国債ETF（83199）#                           0.01    100.00%     74.99%

    4 中国平安CSI香港高配当ETF（03070）                   0.28    100.00%     86.05%

    5 中金CSI優選100ETF（03093）                          0.20    100.00%     79.75%

    6 工銀南方国債ETF（03199）                         0.00484    100.00%     59.94%

    7 ﾌﾟﾚﾐｱ中地美債ETF（09001）                        0.00103    100.00%    100.00%

    8 南方東英中国ﾍﾙｽｹｱ指数ETF（03174）                   0.81     94.09%     69.24%

    9 Global X 中国ﾛﾎﾞｯﾄ･人工智能ETF（02807）             0.15     89.55%     53.44%

   10 ﾊﾝｾﾝ中国企業指数ETF（82828）#                       0.79     88.71%     44.99%

   11 富邦恒生滬深港高配当利回り指数（03190）             0.03     78.90%         ―

   12 南方東英ﾊﾝｾﾝ指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07200）                144.83     77.78%     60.65%

   13 ﾄﾗｯｶｰ･ﾌｧﾝﾄﾞ･ｵﾌﾞ･ﾎﾝｺﾝ（02800）                    2290.00     75.50%     62.15%

   14 Global X中国EV･ﾊﾞｯﾃﾘｰETF（09845）                   0.62     74.57%     24.33%

   15 南方東英金先物ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07299）                    6.62     67.51%     80.30%

   16 碧桂園（02007）                                   120.34     67.24%     48.62%

   17 中金香港ﾄﾞﾙ貨幣市場ETF（03071）                     0.40     66.57%     68.62%

   18 iｼｪｱｰｽﾞ･ﾊﾝｾﾝﾃｯｸETF（03067）                        80.00     66.27%     55.75%

   19 南方東英ﾊﾝｾﾝﾃｯｸ指数ﾚﾊﾞﾚｯｼﾞ型（07226）             186.82     52.53%     50.07%

   20 泉峰控股（02285）                                   2.41     51.96%     37.07%

　　　※銘柄名の後に#が付く銘柄の取引通貨単位は人民元

　12日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前日比1.21％安の20869.09ポイントだった。中国企業指数は1.66％安の7199.61ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で675億8000万HKドル。

　ハンセン指数は心理的節目の21000ポイントを挟んでもみ合った後、節目を割ると、マイナス圏で軟調に推移した。前日の米株安が嫌気されたほか、中国で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、行動制限の強化で景気が減速するとの警戒感も強まり、相場の重しとなった。上海総合指数の下落も投資家心理を冷やした。

　個別では、米著名投資家のバフェット氏が株式を売却したとの見方からBYD（01211）が10.89％安と急落。アリババ集団（09988）も5％超下落し、指数を押し下げた。深セン市場に上場する米ドル建て債が大幅下落したと伝わり、碧桂園（02007）が3％超下げたほか、東方海外（00316）や美団（03690）の下落も目立った。半面、安踏体育用品（02020）や香港鉄路（00066）が買われた。

　12日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。前場終値は前営業日比1.01％安の3280.20ポイントだった。深セン成分指数は1.68％安の12405.09ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6183億4900万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付いた後、序盤はプラス圏に浮上する場面もあったが、ほどなくして下向きに転じた。あっさりと心理的節目の3300ポイントを割り込み、ほぼ一本調子で下げ幅を拡大した。国内複数の地域で新型コロナウイルスの感染が再拡大するなか、行動制限が再び強化されれば、景気後退リスクが高まることへの懸念が地合いを悪化させた。

　セクター別では、半導体、医療サービス、バッテリー素材、バッテリーが安い。半面、風力発電設備、鉄道・有料道路、建設が買われた。

　上海B株指数は0.3％安の304.46ポイント、深センB株指数は0.17％安の1201.85ポイント。