6日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。欧州の天然ガス相場が上昇するなかで欧州株が急落した上、米景気後退（リセッション）懸念が一段と強まったことで、中国本土市場でも売りが優勢となっている。指数は心理的節目の3400ポイントを割り、マイナス圏で軟調に推移している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.44％安の3388.94ポイントで推移している。セクター別では、石炭、観光・ホテル、石油などが売られる半面、風力発電設備、電力、半導体などが買われている。

　6日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。欧州の天然ガス相場が上昇するなかで欧州株が大幅安となり、米景気後退（リセッション）懸念が一段と強まった。原油先物相場の下落を受け、関連銘柄が売られている。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比0.21％安の21807.62ポイントで推移している。個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）とCNOOC（00883）の下げがきつい。英金融大手HSBC（00005）は続落している。中国ネット通販大手のJDドットコム（09618）が下落した一方で同業のアリババ集団（09988）は上昇。医薬品関連の薬明生物技術（02269）と石薬集団（01093）、中国生物製薬（01177）の上昇が目立つ。

上海総合指数
　始値：3391.03ポイント
　前日比：-13.00ポイント
　騰落率：-0.38％

上海B株指数
　始値：308.67ポイント
　前日比：-1.58ポイント
　騰落率：-0.51％

深セン成分指数
　始値：12935.42ポイント
　前日比：-37.69ポイント
　騰落率：-0.29％

深センB株指数
　始値：1209.40ポイント
　前日比：0.16ポイント
　騰落率：0.01％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4475.48ポイント
　前日比：-14.06ポイント
　騰落率：-0.31％