28日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落スタート。前日まで3営業日続伸し、約2カ月ぶり高値を付けた後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.20％安の3372.52ポイントで推移している。セクター別では、教育、医療機器、半導体、漢方薬が安い。半面、観光・ホテル、石炭が買われている。

　28日の香港市場で、ハンセン指数は反落して始まった。前日終値は4月4日以来の高値圏とあって、利益をいったん確定する売りが先行。27日の米株式相場が下落し、米長期金利の指標である10年債利回りが再び3.20%台に上昇したことも投資家心理を悪化させた。

　指数は日本時間午前10時32分現在、前日比0.47％安の22125.55ポイントで推移。個別では、大型ネット株のJDドットコム（09618）とテンセント（00700）が下落し、相場の重荷となっている。前日高かった申洲国際集団（02313）や阿里健康（00241）も売られた。半面、原油高を受けて石油株のCNOOC（00883）とペトロチャイナ（00857）が買われた。豚肉大手の万洲国際（00288）が続伸している。

上海総合指数
　始値：3377.68ポイント
　前日比：-1.51ポイント
　騰落率：-0.04％

上海B株指数
　始値：307.78ポイント
　前日比：0.02ポイント
　騰落率：0.01％

深セン成分指数
　始値：12823.65ポイント
　前日比：-1.92ポイント
　騰落率：-0.01％

深センB株指数
　始値：1202.51ポイント
　前日比：2.19ポイント
　騰落率：0.18％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4442.58ポイント
　前日比：-1.68ポイント
　騰落率：-0.04％