ハンセン指数
　引値：21806.18ポイント
　前日比：-62.87ポイント
　騰落率：-0.29％

中国企業指数
　引値：7609.56ポイント
　前日比：3.21ポイント
　騰落率：0.04％

レッドチップ指数
　引値：3820.22ポイント
　前日比：-53.86ポイント
　騰落率：-1.39％

　10日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.42％高の3284.83ポイントだった。深セン成分指数も1.90％高の12035.15ポイントと反発した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆503億1900万元だった。

　上海総合指数は前日の欧米株安の流れを引き継ぎ、安く始まった。ただ、中国政府が打ち出す産業振興策への期待から序盤にプラス圏に浮上し、ほぼ一本調子で上げ幅を拡大。終値は3月11日以来およそ3カ月ぶりの高値圏となった。中国国家統計局が午前に発表した2022年5月の生産者物価指数（PPI）は前年同月比6.4％上昇。上昇幅が7カ月連続で縮小したことで、コスト高による業績悪化懸念が和らいだもよう。

　セクター別では、自動車関連や電池、電機、軍需関連が高い。一方、貴金属が逆行安を演じた。

　A株市場では自動車部品メーカーの上昇が目立った。安徽中鼎密封件（000887）が制限値幅の上限（ストップ高）まで買い進まれ、寧波均勝電子（600699）、華域汽車系統（600741）も大幅に上昇。自動車メーカーのBYD（002594）と広州汽車集団（601238）、車載電池材料の寧波杉杉（600884）が高い。半導体メーカーの紫光国芯微電子（002049）はストップ高を付けた。証券会社の広発証券（000776）、東方証券（600958）、中信証券（600030）も買われた。半面、観光関連の中国東方航空（600115）と上海国際機場（600009）、交通インフラ建設の中国交通建設（601800）が売られた。屋外ディスプレー広告大手の分衆伝媒信息技術（002027）は2％近く下げた。

　上海B株指数は0.90％高の312.07ポイント、深センB株指数は0.99％高の1132.53ポイントとともに反発した。

上海総合指数
　引値：3284.83ポイント
　前日比：45.88ポイント
　騰落率：1.42％

上海B株指数
　引値：312.07ポイント
　前日比：2.78ポイント
　騰落率：0.9％

深セン成分指数
　引値：12035.15ポイント
　前日比：224.57ポイント
　騰落率：1.9％

深センB株指数
　引値：1132.53ポイント
　前日比：11.10ポイント
　騰落率：0.99％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：4238.99ポイント
　前日比：63.32ポイント
　騰落率：1.52％