ハンセン指数
　引値：21531.67ポイント
　前日比：-122.23ポイント
　騰落率：-0.56％

中国企業指数
　引値：7467.87ポイント
　前日比：-32.10ポイント
　騰落率：-0.43％

レッドチップ指数
　引値：3913.03ポイント
　前日比：-27.58ポイント
　騰落率：-0.70％

　7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前日比0.17％高の3241.76ポイントだった。深セン成分指数は0.02％安の11935.57ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆390億4300万元だった。

　上海総合指数は方向感に乏しく、前日終値を挟んだ一進一退の展開が続いた。前日に心理的節目の3200ポイントを回復し、約2カ月ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが重荷となった。半面、国内の新型コロナ感染が落ち着くなか、景気の回復や中国当局の経済対策に対する根強い期待が投資家心理を支え、下値は堅かった。結局指数はプラス圏で引け、2日連続で4月8日以来の高値を更新した。

　セクター別では、漢方薬が高い。広東省深セン市政府が打ち出した新興産業戦略に中医薬が含まれ、材料視されたもよう。ロックダウン（都市封鎖）が解除された上海で1日当たりのコンテナ取扱量はすでに通常時の95％以上に回復しており、スペース不足で運賃も上昇しているとの報道を受けて海運・港湾運営も大幅高。半面、自動車、自動車部品、風力発電設備、半導体が下げた。

　A株市場では、教育関連の中公教育科技（002607）、老舗調味料メーカーの仏山市海天調味食品（603288）、漢方薬関連の華潤三九医薬（000999）が大幅高。不動産デベロッパーの保利発展控股集団（600048）、宅配大手の順豊控股（002352）も買われた。半面、鄭州宇通客車（600066）、江鈴汽車（000550）、浙江世宝（002703）、寧波杉杉（600884）、寧波均勝電子（600699）など自動車・バッテリー関連の下げが目立った。

　上海B株指数は0.85％高の308.26ポイント、深センB株指数は0.05％安の1122.50ポイント。