2日の香港市場で、ハンセン指数は続落して始まった。米長期金利の上昇を受けて米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めが改めて意識され、幅広いセクターで売りが先行。あすの端午節を含む3連休を前に、持ち高を整理する動きもあるもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比1.28％安の21022.64ポイントで推移している。個別では、香港不動産株の新世界発展（00017）と恒基兆業地産（00012）、恒隆地産（00101）が急落。ネット株のアリババ集団（09988）とネットイース（09999）、医薬品株の石薬集団（01093）は続落している。一方、食品・飲料株の万洲国際（00288）とバドワイザーAPAC（01876）が逆行高。

　2日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。前日の米株安が嫌気されているほか、あすから端午節の連休に入るとあって、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.42％安の3168.67ポイントで推移している。セクター別では、石炭、採掘、観光・ホテルなどが売られる半面、自動車、風力発電設備、半導体などが買われている。

上海総合指数
　始値：3170.31ポイント
　前日比：-11.85ポイント
　騰落率：-0.37％

上海B株指数
　始値：304.36ポイント
　前日比：0.48ポイント
　騰落率：0.16％

深セン成分指数
　始値：11492.97ポイント
　前日比：-58.30ポイント
　騰落率：-0.5％

深センB株指数
　始値：1100.15ポイント
　前日比：0.60ポイント
　騰落率：0.05％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4064.00ポイント
　前日比：-19.18ポイント
　騰落率：-0.47％