1日の香港市場で、ハンセン指数は反落して始まった。前日に3日続伸して終値が4月14日以来の高値圏だっただけに、いったん利益を確定する売りが出やすい。5月31日の米市場で主要株価指数が反落した流れを引き継ぎ、米連邦準備理事会（FRB）のタカ派姿勢を改めて意識した売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.55％安の21297.82ポイントで推移。個別では、製薬の石薬集団（01093）、オンラインゲームのネットイース（09999）の下げがきつい。生活サイト運営の美団（03690）、中国石油メジャーのペトロチャイナ（00857）も売られている。半面、民営自動車メーカーの吉利汽車（00175）、ビール大手のバドワイザーAPAC（01876）が高い。

　1日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落してスタート。前日まで5営業日続伸し、約1カ月半ぶり高値を更新した後とあって、利益確定売りが先行している。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.20％安の3180.02ポイントで推移。セクター別では、農業、採掘、電力、バッテリー素材が安い。半面、家電、観光・ホテルが買われている。

上海総合指数
　始値：3179.69ポイント
　前日比：-6.74ポイント
　騰落率：-0.21％

上海B株指数
　始値：308.30ポイント
　前日比：-0.36ポイント
　騰落率：-0.12％

深セン成分指数
　始値：11507.49ポイント
　前日比：-20.13ポイント
　騰落率：-0.17％

深センB株指数
　始値：1102.09ポイント
　前日比：1.28ポイント
　騰落率：0.12％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4086.62ポイント
　前日比：-4.90ポイント
　騰落率：-0.12％