■午後0時までの記事一覧：

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　24日の香港市場でハンセン指数は安く寄り付いた後、前日終値付近で小動き。前日の米国株式市場は大幅高となったものの、ナスダック上場の中国ネット・IT株は総じて軟調に推移した。バイデン米大統領が23日、中国製品に科す制裁関税について「引き下げを検討している」と述べたことに対し、いまのところ相場の反応は限られている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.08％高の20487.26ポイントで推移。個別では、動車メーカーの吉利汽車（00175）が急伸。スポーツウエアの李寧（02331）、欧州金融大手のHSBC（00005）や、中国保険大手の中国人民財産保険（02328）、中国平安保険（02318）が高い。前日に高かった電動工具大手の創科実業（00669）や、医薬品受託開発の薬明生物技術（02269）が売られている。

　24日の中国本土株式市場で上海総合指数は小動きで始まった。中国の国務院（内閣に相当）が23日の常務会議で追加の景気下支え策を決めたことが好感される半面、中国国内で新型コロナウイルスの感染が続いていることが嫌気されているほか、利益確定の売りも相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時40分現在、前日比0.04％安の3145.64ポイントで推移している。セクター別では、バッテリー素材や太陽光発電、ゲームなどが売られる半面、自動車、自動車部品、自動車サービスなどが買われている。