19日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.08％安の3083.39ポイントだった。深セン成分指数は0.25％安の11180.40ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で4735億3200万元だった。

　上海総合指数はマイナス圏で推移した。物価上昇による企業業績の悪化などを懸念し、前日のNY市場が大幅に下落した流れを引き継いだ。中国の李克強首相が18日、今年上半期と通期の経済成長を支える新たな措置を5月中に打ち出すよう地方政府と関連部局に指示したことなどが好感され、前引けにかけて徐々に下げ幅を縮めたが、前日終値をわずかに下回って前場の取引を終えた。セクター別では、採掘、酒造、石炭、保険などが売られた半面、風力発電設備と太陽光発電設備がほぼ全面高。不動産サービスや教育も買われた。

　上海B株指数は0.67％高の296.03ポイント、深センB株指数は0.50％高の1060.50ポイントだった。

上海総合指数
　引値：3083.39ポイント
　前日比：-2.59ポイント
　騰落率：-0.08％

上海B株指数
　引値：296.03ポイント
　前日比：1.96ポイント
　騰落率：0.67％

深セン成分指数
　引値：11180.40ポイント
　前日比：-27.68ポイント
　騰落率：-0.25％

深センB株指数
　引値：1060.50ポイント
　前日比：5.26ポイント
　騰落率：0.5％

滬深300指数（CSI300指数）
　引値：3981.75ポイント
　前日比：-10.16ポイント
　騰落率：-0.25％

　19日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。物価上昇による企業業績の悪化懸念などを背景に前日のNY市場が大幅に下落した流れを引き継ぎ、ほぼ全セクターで売りが優勢となっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.98％安の3055.64ポイントで推移している。セクター別では、石炭、採掘、ガス、ゲーム、漢方薬などがほぼ全面安となっている。半面、太陽光発電設備の一角が買われている。