19日の中国本土株式市場で上海総合指数は続落して始まった。物価上昇による企業業績の悪化懸念などを背景に前日のNY市場が大幅に下落した流れを引き継ぎ、ほぼ全セクターで売りが優勢となっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.98％安の3055.64ポイントで推移している。セクター別では、石炭、採掘、ガス、ゲーム、漢方薬などがほぼ全面安となっている。半面、太陽光発電設備の一角が買われている。

　19日の香港市場でハンセン指数は大幅に反落して始まった。前日まで4連騰で5日以来ほぼ2週間ぶりの高値圏にあっただけに、いったん利益を確定する売りが出やすい。前日の米株式相場が急反落して投資家心理が悪化。運用リスクを回避する売りが広がり、ほぼ全面安となっている。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比2.60％安の20106.65ポイントで推移している。個別では、ハイテク株の下げがきつく、テンセント（00700）やアリババ集団（09988）、舜宇光学科技（02382）などが大きく売られている。電動工具の創科実業（00669）、都市ガスの新奥能源（02688）も安い。

上海総合指数
　始値：3046.71ポイント
　前日比：-39.27ポイント
　騰落率：-1.27％

上海B株指数
　始値：291.74ポイント
　前日比：-2.33ポイント
　騰落率：-0.79％

深セン成分指数
　始値：11035.96ポイント
　前日比：-172.12ポイント
　騰落率：-1.54％

深センB株指数
　始値：1048.22ポイント
　前日比：-7.02ポイント
　騰落率：-0.67％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3938.30ポイント
　前日比：-53.61ポイント
　騰落率：-1.34％