香港証券取引所が18日に発表した統計によると、香港から中国本土株に投資する「滬股通（上海コネクト・ノースバウンド）」と「深股通（深センコネクト・ノースバウンド）」は、合わせて成約ベースで22億7800万元の売り越しだった。うち上海市場の売越額は21億1000万元、深セン市場は1億6800万元だった。

ハンセン指数
　引値：20644.28ポイント
　前日比：41.76ポイント
　騰落率：0.20％

中国企業指数
　引値：7089.29ポイント
　前日比：12.49ポイント
　騰落率：0.18％

レッドチップ指数
　引値：3869.34ポイント
　前日比：47.69ポイント
　騰落率：1.25％

　18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.25％安の3085.98ポイントだった。深セン成分指数は0.20％安の11208.08ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7703億5400万元だった。

　上海総合指数はマイナス圏での推移が目立った。指数は後場に一時、プラス圏に浮上すると、心理的節目の3100ポイントに乗せる場面もあったが、前日に4月20日以来、約1カ月ぶり高値をつけた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、保険が全面安だったほか、化学肥料、航空・空港運営、不動産サービスなどが売られた。半面、繊維・アパレル、教育、太陽光発電設備などが買われた。

　A株市場では、中国旅遊集団中免（601888）や春秋航空（601021）の下落が目立ったほか、三七互娯網絡科技集団（002555）や完美世界（002624）も売られた。半面、中公教育科技（002607）や東方証券（600958）、宝山鋼鉄（600019）が高い。中国の劉鶴副首相が17日、デジタル企業の国内外の資本市場での上場を支持するほか、プラットフォーム経済の規範と健全な発展を支える具体的な措置を検討する方針を示したことが材料視され、深セン英飛拓科技（002528）なども買われた。

　上海B株指数は0.64％高の294.07ポイント、深センB株指数は0.78％高の1055.24ポイント。