18日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いたものの、ほどなくしてマイナス圏に沈んだ。これまで3営業日続伸し、前日に3％超上昇した後とあって、利益確定売りが重荷となっている。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.44％安の20511.89ポイントで推移。個別では、前日大引け後に2022年1−3月期決算を発表したJDドットコム（09618）が安い。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技（02382）、オンラインゲーム大手のネットイース（09999）が反落している。半面、電動工具大手の創科実業（00669）、太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能（00968）が上昇している。

　18日の中国本土株式市場で上海総合指数は小高く寄り付いた後、マイナス圏に沈む展開。前日の米株高が好感される一方、上海総合指数は前日に4月20日以来、約1カ月ぶり高値で終えた後とあって、利益確定の売りが相場の重しとなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時36分現在、前日比0.21％安の3087.17ポイントで推移している。セクター別では、採掘、石炭、不動産サービスなどが売られる半面、インターネットサービス、ソフトウエア開発、通信サービスなどが買われている。

上海総合指数
　始値：3095.89ポイント
　前日比：2.19ポイント
　騰落率：0.07％

上海B株指数
　始値：291.68ポイント
　前日比：-0.51ポイント
　騰落率：-0.17％

深セン成分指数
　始値：11249.28ポイント
　前日比：19.12ポイント
　騰落率：0.17％

深センB株指数
　始値：1046.69ポイント
　前日比：-0.34ポイント
　騰落率：-0.03％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：4015.01ポイント
　前日比：9.12ポイント
　騰落率：0.23％