16日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比1.72％安の86.48米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は0.74％高の117.80米ドルと3営業日続伸した。主な中国関連ネット・IT株の16日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：86.48米ドル（-1.72％）
　■百度（BIDU）：117.80米ドル（+0.74％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：20.98米ドル（+0.48％）
　■JDドットコム（JD）：51.53米ドル（-0.04％）
　■ウェイボー（WB）：21.19米ドル（+0.05％）
　■ネットイース（NTES）：93.25米ドル（+0.85％）
　■モモ（MOMO）：4.99米ドル（-1.38％）
　■レンレン（RENN）：28.03米ドル（+1.15％）
　■滴滴出行（DIDI）：1.49米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：14.63米ドル（+1.32％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：0.73米ドル（-3.84％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：4.15米ドル（+1.22％）

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
◇*ST内蒙古西水創業（600291）
◇索通発展（603612）

★以下の銘柄は本日から取引停止
該当なし

　16日のNY株式相場はおおむね軟調。原油高を好感したエネルギー株やヘルスケア、生活必需品などのディフェンシブ株が上昇した一方、一般消費財、ITなどのグロース株が幅広く下落した。

　先週に21年ぶりとなる7週続落を記録したダウ平均は268米ドル安まで下落後、317米ドル高まで上昇し、26.76米ドル高（+0.08％）と小幅に上昇して終了。一方、S&P500は0.99％安まで下落後、0.56％高まで上昇したが、0.39％安と反落して終了。ハイテク株主体のナスダック総合は終日マイナス圏で推移し、1.20％安とほぼ安値圏で終了した。先週にS&P500が一時3858ポイントまで下落したことで、底打ち感が強まったものの、翌日に注目の米4月小売売上高の発表を控え、神経質な展開が続いた。

　S&P500の11セクターはエネルギーが2.62％高となり、ヘルスケア、生活必需品、公益も0.3-0.7％上昇した一方、一般消費財が2.12％安となり、IT、不動産、金融、コミュニケーションが0.6-0.9％下落した。上昇率トップのエネルギーでは、中国の都市封鎖解除見通しを背景にNY原油が3.4％高と大幅に4営業日続伸したことで、オキシデンタル・ペトロリアム、NRGエナジー、ハリバートンが4-5％上昇した。下落率トップの一般消費財では、時価総額上位のテスラが5.88％安となり業種指数を押し下げた。