4日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日ぶりに反落。前場終値は前日比1.33%安の20820.32ポイントだった。中国企業指数は1.95%安の7125.85ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で418億HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後、心理的節目の21000ポイントを割り込んだ。前日までの5連騰で1233ポイント上昇しただけに、利益を確定する売りが先行。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を前に、積極的な売買を手控えるムードも強い。下げ幅をじりじりと広げ、前場の安値で引けた。
個別では、大型ネット株の美団(
03690)とJDドットコム(
09618)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって大幅安。医薬品関連の阿里健康(
00241)と薬明生物技術(
02269)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も急落した。スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)の下げがきつい。一方、最大10億米ドル規模の自社株買いの実施予定を朝方に明らかにしたHSBC(
00005)が続伸。香港不動産株の九龍倉置業地産(
01997)と新鴻基地産(
00016)、香港コングロマリットの長江和記実業(
00001)も買われた。