25日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.75％安の85.84米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.75％高の116.57米ドルと反発した。主な中国関連ネット・IT株の25日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：85.84米ドル（-0.75％）
　■百度（BIDU）：116.57米ドル（+1.75％）
　■トリップ・ドットコム（TCOM）：21.62米ドル（-0.92％）
　■JDドットコム（JD）：53.72米ドル（+3.23％）
　■ウェイボー（WB）：21.15米ドル（+0.95％）
　■ネットイース（NTES）：88.37米ドル（+2.92％）
　■モモ（MOMO）：4.44米ドル（-1.77％）
　■レンレン（RENN）：28.32米ドル（+4.12％）
　■滴滴出行（DIDI）：1.80米ドル（+4.65％）
　■捜狐（SOHU）：14.63米ドル（+3.10％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：0.88米ドル（-1.15％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：4.12米ドル（+0.98％）

　25日のNY株式相場は反発。米連邦準備理事会（FRB）による積極的な金融引き締めへの警戒感や欧州株の下落が重しとなり下落してスタートしたが、中国での新型コロナウイルスの感染拡大を受けて米10年債利回りが2.8％台に低下したことでハイテク株を中心に買い戻しが強まった。

　先週金曜日に981米ドル安となったダウ平均は一時488米ドル安まで下落したが、238.06米ドル高(+0.70％)と3日ぶりに反発。S&P500も0.57％高と4日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は1.29％高の大幅反発となった。今週決算を発表するハイテク・ジャイアントは、アルファベットが2.87％高、マイクロソフトが2.44％高、メタが1.56％高、アマゾンが1.19％高となり、アップルも0.67％上昇した。

　業種別では、原油安を受けてエネルギーが3.34％安となったほか、公益、不動産、素材も0.2-0.7％下落。一方、コミュニケーションが1.53％高、ITが1.44％高となり、一般消費財、ヘルスケア、生活必需品も0.4-0.7％上昇した。個別では、テスラのイーロン・マスクCEOによる440億ドルの買収に合意したツイッターが5.66％高。決算発表銘柄はコカ・コーラが1.06％上昇した一方、アクティビジョン・ブリザードが0.71％下落した。

　本日から取引停止になる銘柄と取引再開になる銘柄は次の通り。
　※ストックコネクト採用のA株とB株が対象

★以下の銘柄は本日から取引再開
◇*ST奥瑞徳光電（600666）
◇甘粛祁連山セメント（600720）
◇洲際油気（600759）

★以下の銘柄は本日から取引停止
◇河南神火煤電（000933）：重要公告発表のため
◇福建龍浄環保（600388）：重要公告発表のため
◇*ST上海緑庭投資（900919）：重要公告発表のため