週明け25日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。国内で新型コロナウイルスの感染が続き、厳しい行動制限の長期化で経済活動が停滞する懸念に加え、米連邦公開市場委員会（FOMC）の積極的な金融引き締め姿勢を背景に米ドル高・人民元安が一段と進み、中国からの資金流出への警戒感も地合いを冷やしている。

　指数は日本時間午前10時41分現在、前営業日比1.66％安の3035.71ポイントで推移。セクター別では、石炭、採掘、コンピューターが全面安となるなど、ほぼすべてのセクターで売りが優勢となっている。

　週明け25日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。積極的な金融引き締めへの警戒感が続いたことで、前週末のNY市場が大幅下落した流れを引き継いだ。また、上海で新型コロナウイルスの流行が続いているほか、北京でも感染が増えており、経済への影響が懸念されているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前営業日比2.43％安の20137.97ポイントで推移している。個別では、テンセント（00700）やアリババ集団（09988）、HSBC（00005）などが売られて相場の重しとなっているほか、招商銀行（03968）や信義光能（00968）の下落も目立っている。

上海総合指数
　始値：3034.27ポイント
　前日比：-52.65ポイント
　騰落率：-1.71％

上海B株指数
　始値：287.87ポイント
　前日比：-1.10ポイント
　騰落率：-0.38％

深セン成分指数
　始値：10840.36ポイント
　前日比：-211.34ポイント
　騰落率：-1.91％

深センB株指数
　始値：1049.21ポイント
　前日比：-2.32ポイント
　騰落率：-0.22％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3933.45ポイント
　前日比：-79.80ポイント
　騰落率：-1.99％