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週明け25日の香港市場は、前週末のNY市場が下落した流れを引き継ぎ、軟調に推移するか。22日のNY市場で主要3指数はいずれも2%超下落。パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が21日のIMFセミナーで5月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%の利上げの可能性に言及したことで、積極的な金融引き締めへの警戒感が続いた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、時価総額の大きいHSBC(00005)やAIAグループ(01299)、テンセント(00700)、アリババ集団(09988)などが下げており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前週末の終値を200ポイント超下回って寄り付くことになる。
一方、中国国内では、上海市で新型コロナウイルスの流行が続いているほか、北京市でも感染者数が増えており、景気減速への懸念が強まりそうだ。また、独DZバンクのアナリストは、中国経済の減速や監督管理面での不確実性を理由に、中国テクノロジー株がさらに売られる可能性があると指摘しており、関連銘柄に売り圧力が強まる可能性がある。 |
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22日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比0.58%高の86.49米ドルと反発。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は1.21%安の114.57米ドルと6営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の22日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):86.49米ドル(+0.58%) ■百度(BIDU):114.57米ドル(-1.21%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):21.82米ドル(+1.25%) ■JDドットコム(JD):52.04米ドル(+2.64%) ■ウェイボー(WB):20.95米ドル(+0.82%) ■ネットイース(NTES):85.86米ドル(+0.19%) ■モモ(MOMO):4.52米ドル(+2.26%) ■レンレン(RENN):27.20米ドル(-0.84%) ■滴滴出行(DIDI):1.72米ドル(+0.58%) ■捜狐(SOHU):14.19米ドル(-0.42%) ■チーター・モバイル(CMCM):0.89米ドル(+1.15%) ■テンセント・ミュージック(TME):4.08米ドル(-1.92%) |
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22日のNY株式相場は大幅続落。金利上昇を背景に株式市場からの資金流出が続く中、決算が嫌気されたHCAホールディングスやインテュイティブ・サージカルが2桁安となったことがセンチメントの悪化につながった。ダウ平均は一時、1019米ドル安まで下落し、981.36米ドル安(-2.82%)と大幅に続落して終了。下落率は2020年10月以来の大きさとなった。S&P500は2.77%安、ナスダック総合も2.55%安と、ともに3日続落した。
週間ではダウ平均が1.86%安と4週続落、S&P500が2.75%安、ナスダック総合が3.83%安と3週続落した。ダウ平均採用銘柄はキャタピラーの7.00%安を筆頭に30銘柄全てが下落。ベライゾン、ナイキ、ゴールドマン・サックスも4-5%下落した。 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が21日のIMFセミナーで5月米連邦公開市場委員会(FOMC)での0.50%の利上げの可能性に言及したことで、積極的な金融引き締めへの警戒感が続いた。米10年債利回りが2.9%台で高止まりする中、米2年債利回りは前日の2.674%から一時、2018年12月以来となる2.789%まで上昇した。 決算発表銘柄は通期見通しが嫌気されたHCAホールディングスが21.8%安、インテュイティブ・サージカルが14.3%安と急落し、ベライゾンも加入者の減少が嫌気され5.6%下落した。業種別ではS&P500の全11セクターが下落。素材、ヘルスケア、コミュニケーション、金融が3%超下落し、IT、資本財、エネルギー、一般消費財も2%超下落。生活必需品、公益、不動産は1%台の下落にとどまった。 |
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