■BYD（01211/002594）は18日大引け後、2022年1−3月期決算で純利益が前年同期比174−300％増の6億5000万−9億5000万元となる見通しを明らかにした。同社の1−3月期新エネルギー車販売台数は過去最多を記録した。

■高キン零售（06808）は18日、2022年3月本決算で純損失が7億5000万−9億5000万元に上る見通しを明らかにした。前年は22億9400万元の純利益を計上していたため、赤字転落となる。

■招商銀行（03968/600036）：18日に開いたオンライン方式の取締役会で、行長・取締役を務める田恵宇氏の解任を承認した。取締役の解任については株主総会で審議する必要がある。

■4月19日（火）

【1Q決算】山東新華製薬（00719）
【1Q決算】中国鉄塔（00788）
【中間決算】CTRホールディングス（01416）
【1Q決算】山東黄金鉱業（01787）
【期末決算】北京燃気藍天（06828）
【権利落日】中国黄金国際（02099）(特別配当）
【権利落日】西蔵諾迪康薬業（600211）(期末配当）
【権利落日】厦門港務発展（00905）(期末配当）

　休場明け19日の香港市場は反落か。中国人民銀行（中央銀行）が15日に預金準備率を引き下げたものの、市場予想より小幅だったことで18日の中国本土相場は下落。香港市場でも失望売りが先行すると予想する。米長期金利の上昇を受け、米連邦準備理事会（FRB）による金融引き締めも改めて意識されそうだ。18日の米債券市場で、長期金利が一時2.88%台まで上昇し、2018年12月以来3年4カ月ぶりの高水準になった。

　人民銀はあす、最優遇貸出金利（LPR、ローンプライムレート）を発表する。LPRの算出基準になる中期貸出制度（MLF）の金利は、15日の公開市場操作（オペ）で据え置かれているが、市場の一部ではLPR引き下げ期待が根強い。結果を見極めたいとして、積極的な売買を手控える動きが次第に広がる展開がありそうだ。

　18日のNY株式相場は、ダウ平均とナスダック総合がともに小幅ながら続落した。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、中国インターネット・プラットフォーム企業のテンセント（00700）とアリババ集団（09988）、アジア保険会社のAIAグループ（01299）、香港公益株のホンコン・チャイナガス（00003）を中心に総じて香港終値を下回って引けた。