13日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.26%高の21374.37ポイントだった。中国企業指数は0.69%高の7314.82ポイント。メインボードの売買代金は概算で1002億HKドル。
ハンセン指数は方向感に乏しい展開。前日の米株安の流れを引き継ぎ反落して始まったものの、売り一巡後は上向きに転じ、プラス圏に浮上。中国当局の景気テコ入れ策や資本市場の安定措置に対する期待が引き続き相場を支えたほか、きょう発表された2022年3月の中国の米ドル建て輸出が予想を上回ったことも好感された。後場前半には高くなる場面もあったが、上海総合指数が下げて終わったこともあり、後場後半には上げ幅を縮小し、終盤は前日終値を挟んでもみ合った。
ハンセン指数構成銘柄では、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)、石油メジャーのCNOOC(
00883)が高い。乗用車市場信息聯席会(CPCA)が発表した3月の乗用車小売り台数で新エネ車が急増したことを好感して自動車・電池メーカーのBYD(
01211)が買われた。本土不動産株の中国海外発展(
00688)、華潤置地(
01109)、ネット株のテンセント(
00700)、JDドットコム(
09618)も堅調。半面、豚肉大手の万洲国際(
00288)、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が下げたほか、前日に急反発したスポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)が利益確定売りに押された。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.45%高の4268.91ポイントと続伸。快手科技(
01024)、万国数拠(
09698)、トリップ・ドットコム(
09961)が買われた半面、ビリビリ(
09626)、センスタイム(
00020)、華虹半導体(
01347)、小鵬汽車(
09868)が下げた。