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12日の香港市場は強弱材料が入り交じるなか、もみ合う相場か。11日のNY市場で米長期金利の上昇を背景に主要3株価指数が下落した流れを引き継ぐ半面、中国当局による相場テコ入れ策への期待が強まっている。前日のハンセン指数は反落して約1カ月ぶりの安値圏にあるだけに、自律反発を狙う買いが入りやすい。また、3月の3月の米消費者物価指数(CPI)の発表をきょう夜に控え、次第に様子見気分が広がる展開がありそうだ。
中国証券監督管理委員会などは11日に発表した資本市場の安定措置のなかで、上場企業が株価安定を目的に自社株買いを行うことを支持すると表明した。外電によれば、中国当局は大手ファンドに「窓口指導」を行い、同日の中国本土市場で売り越さないように指示した。 11日のNY株式相場は大幅安。米長期金利の上昇を受けてハイテク・グロース株が軒並み安となったほか、原油安を受けてエネルギー株も幅広く下落した。ダウ平均は3営業日ぶりに反落し、S&P500とナスダック総合は続落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。大型ネット株のテンセント(00700)、JDドットコム(09618)、アリババ集団(09988)が香港終値を上回った。中国当局が9カ月ぶりにオンラインゲームの認可を再開し、買い材料視されたもよう。半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)と電能実業(00006)、石油株のペトロチャイナ(00857)が下回って終えた。 |
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11日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比1.91%安の101.55米ドルと5営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も1.27%安の133.05米ドルと5営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の11日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):101.55米ドル(-1.91%) ■百度(BIDU):133.05米ドル(-1.27%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):21.49米ドル(-2.63%) ■JDドットコム(JD):56.83米ドル(+0.51%) ■ウェイボー(WB):24.00米ドル(-3.61%) ■ネットイース(NTES):95.01米ドル(+2.12%) ■モモ(MOMO):5.57米ドル(-3.30%) ■レンレン(RENN):22.17米ドル(-0.49%) ■滴滴出行(DIDI):2.55米ドル(+1.19%) ■捜狐(SOHU):19.14米ドル(+0.58%) ■チーター・モバイル(CMCM):0.96米ドル(-2.59%) ■テンセント・ミュージック(TME):4.96米ドル(+1.02%) |
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11日のNY株式相場は大幅安。長期金利の上昇を受けてハイテク・グロース株が軒並み安となったほか、原油安を受けてエネルギー株も幅広く下落した。大幅な伸びが予想される12日の3月消費者物価指数(CPI)や13日の3月生産者物価指数(PPI)の発表を控え、米10年債利回りは2019年1月以来となる2.79%台まで上昇した。NY原油は94.29米ドルと前日比4%超下落。新型コロナ感染拡大による中国での都市封鎖を受けて、エネルギー需要の減少が懸念された。
ハイテク株主体のナスダック総合は終盤に下落幅を拡大し、2.18%安と大幅に続落して終了。3月に3.43%高と3カ月ぶりに大幅反発したが、4月月初からは5.69%安となり、年初来では14.27%安となった。ダウ平均も448米ドル安まで下落し、413.04米ドル安(-1.19%)と3日ぶりに反落して終了。S&P500も1.69%安と続落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は先週末の21.16ポイントから24.37ポイントに上昇した。 金利上昇を受けて主力ハイテク株が軒並み安。テスラが4.83%安、マイクロソフトが3.94%安、アルファベットが3.35%安となったほか、メタ・プラットフォームズ、アップル、アマゾン・ドット・コムも2%超下落した。 アナリストの投資判断引き下げが嫌気されたエヌビディアは5.20%下落し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.09%安と続落した。一方、ワーナー・メディアのスピンアウト完了とJPモルガンによる格上げが好感されたAT&Tが7.46%高となったほか、空運のデルタ、サウスウェスト、アメリカンが2-4%上昇し、S&P500の上昇率上位に並んだ。 S&P500の11セクターはエネルギーの3.11%安を筆頭に全セクターが下落。ITは2.60%安となり、ヘルスケア、一般消費財、コミュニケーション、公益、不動産も1%超下落した。 |
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