休場明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比1.87%安の22080.52ポイントだった。中国企業指数は2.09%安の7608.80ポイント。メインボードの売買代金は概算で13426億2000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継ぎ安く寄り付くと、終始マイナス圏でもみ合った。米早期金融引き締めへの警戒感に加え、ロシア制裁の強化に伴う世界経済への影響に対する懸念からリスク回避の動きが優勢。中国で新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中できょう午前中に発表された3月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が20年2月以来の低水準に落ち込んだことも嫌気された。
個別では、電動工具大手の創科実業(
00669)、PC世界大手のレノボグループ(
00992)、ガス事業者の新奥能源(
02688)、スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)の下げがきつい。アリババ集団(
09988)と傘下の阿里健康(
00241)、JDドットコム(
09618)、美団(
03690)などネット株も大きく売られた。半面、本土不動産株の中国海外発展(
00688)、碧桂園(
02007)が続伸したほか、ウクライナ情勢を受けて石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)が高い。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は3.82%安の4587.73ポイント。BYDエレクトロニック(
00285)、金蝶国際ソフト(
00268)、華虹半導体(
01347)、小鵬汽車(
09868)が下落率上位。半面、平安健康医療科技(
01833)、ビリビリ(
09626)の2銘柄が逆行高を演じた。